現役研究員が年収公開|化学メーカーの年収はどれくらい?

お金

みなさん、年収については気になりますよね。

  • 化学メーカーの年収ってどれくらいだろう?
  • 他の業種と比較して、高いのだろうか?

こんな疑問を解決します。

筆者の年収も公開していますよ!

これを読めば、化学メーカーの年収に関する疑問が解決します。

結論|化学メーカーの年収は平均より高い

化学メーカーの年収は、他の業種やメーカー内での業種と比較しても、平均より高い水準にあります。

  • 業種別|メーカーの平均年収533万円で第5位/14業種中
  • メーカー内での順位|化学メーカーの平均年収489万円で第5位/22業種中

詳細を解説します。

最後に、筆者の年収も公開しているので、参考にしてくださいね。

メーカーと他業種との年収比較

業種全体におけるメーカーの年収を見てみましょう。

国税庁の民間給与実態統計調査結果(令和4年分)のデータを引用すると、全14業種のうち製造業(メーカー)は第5位となっており、平均年収は533万円となっています。

1位はインフラ関係(電気、ガス、熱供給、水道業)で747万円と抜きん出て高いですね。

一方、ワーストは宿泊業、飲食サービス業の268万円です。

メーカーは、他の業種と比較して高い年収水準であることがわかります。

出典:民間給与実態統計調査結果(国税庁)のデータを加工して作成https://www.nta.go.jp/index.htm

ただし、メーカーと言ってもたくさんの分類に分かれ、化学、自動車、電気・電子、機械などたくさんの種別があります。

その中で、化学メーカーの年収はどれくらいなのでしょうか?

メーカーの中での年収比較

求人情報・転職サイトのdoda(デューダ)の2022年9月~2023年8月に集計されたデータを引用すると、メーカー全22業種のうち化学メーカーは第5位となっており、平均年収は489万円となっています。

1位はたばこメーカーで667万円と断トツで高いですね。

一方、ワーストは家具・インテリア・生活雑貨メーカーの390万円です。

出典:求人情報・転職サイトdoda(デューダ)平均年収ランキング(業種別の平均年収/生涯賃金)https://doda.jp/guide/heikin/gyousyu/?ac=2

日本の令和4年の平均年収が458万円(国税庁の民間給与実態統計調査結果)ですので、化学メーカーは日本全体の平均よりやや上にあると言えそうです。

メーカーの中での事業規模別、企業規模別の年収

平均年収は分かったけど、会社によっても全然違うよね?

という疑問が飛んできそうです。

その通りです。

各会社の年収はネットで調べればたくさん出てくるので、そちらを参考にして頂きたいのですが、今回は事業規模(従業員数)や、企業規模(資本金)で年収がどれくらい違うのか示したいと思います。

何となく、みなさんも大きな会社の方が年収大きいのでは?とイメージされていると思います。

そのイメージが合っているか確認してみてください。

メーカーの事業規模(従業員数)別の平均年収です。

出典:民間給与実態統計調査結果(国税庁)のデータを加工して作成|https://www.nta.go.jp/index.htm

事業規模(従業員数)が拡大するにつれて、平均年収が増加しています。

10人未満と5000人以上では、年収に倍以上開きがあるのが確認できますね。

続いて、メーカーの企業規模(資本金)別の平均年収です。

出典:民間給与実態統計調査結果(国税庁)のデータを加工して作成|https://www.nta.go.jp/index.htm

企業規模(資本金)が拡大するにつれて、平均年収が増加しています。

特に、1億円以上と10億円以上では150万円以上の開きがあります。

平均年収は事業規模(従業員数)や企業規模(資本金)の大きい方が、平均年収は高い

これは、紛れもない現実なので、是非覚えておいてください。

筆者の年収を公開

最後に、筆者の年収(2014~2023年)を公開します。

リアルな情報なので、みなさんの化学メーカーの年収イメージに役立てれば嬉しいです。

前提として、東証プライム上場の化学メーカー資本金10億円以上、従業員500人以上、大学院卒です。

2013年入社なので、2013年のデータは省略しました。(3か月分足りないので)

したがって、入社2年目からのデータになります。

入社2年目にして、550万円前後の年収であり、化学メーカーの平均給与は超えていました。

年齢を重ねるにつれて、右肩上がりなのが分かりますね。

2019年にいきなり100万円以上年収が増えているのは、残業時間が多かったせいです。(忙しい1年でした…)

反対に、2020年で急に年収が減ったのは、COVID-19のパンデミックにより会社の業績が落ち、残業や賞与が減ったためです。

筆者の10年分の年収を平均すると、およそ700万円です。

化学メーカー全体の平均年収458万円より高い、ということが分かりました。

しかし、メーカーの企業規模別のデータと比較すると、資本金10億円以上のメーカーの平均収入は、698万円でしたので、筆者の平均年収はメーカーの平均年収とほとんど同じということになります。

どのデータと比較するかというのは難しいのですが、今回は国税庁のデータを主に引用しました。

データの切り取り方で、見え方が全然異なることがあるので、みなさんも注意してくださいね。

さて、化学メーカーの年収についてイメージ頂けたでしょうか?

少しでもイメージ出来たのなら、とても嬉しいです。

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