「育休には興味があるけど、実際どんな感じなんだろう?」
2026年6月初旬から育児休業を取得しており、7月頭で早くも1ヶ月が経過しました。
毎日プクプクと丸くなっていく我が子を見ていると、可愛くてすっかり親バカになってしまいますね(笑)。
今回は、男性が実際に育休を1ヶ月とってみて感じた「リアルな心境」や、「メリット・デメリット」について、今の率直な思いを綴ってみました。
これから育休取得を考えているパパさんや、ご家族の参考になれば幸いです。
育休を取得して感じた5つのメリット
まずは、育休を取得して本当に良かったと感じているメリットをお話しします。
1. 日に日に変わる新生児の成長を実感できる喜び
やはり一番はこれに尽きます。
僅かひと月ですが、体重は「約3kgから約4kg」へと、1kg程度も大きくなりました。
毎日ミルクしか飲まないのに、この成長は第二子でも驚きますね。
生まれた直後は皮膚がシワシワとしていて、「触れると壊れてしまうのではないか」と思うくらいか細く、手足の力も弱い儚い存在でした。しかし、毎日一生懸命ミルクを飲んで、手足の力がどんどん強くなっていき、ふっくらと丸くなって「赤ちゃんらしく」なっていく。
昨日と今日で違う表情を見せ、少しずつ大きくなっていく新生児の様子を毎日「特等席」で見られるのは、この上ない喜びです。
人生100年時代と言われますが、この「一瞬しかない貴重な時間」をじっくりと味わえるのは、育休最大のメリットだと感じています。
この貴重な時間を仕事に追われ見逃すのは、本当に「もったいない」です。
取り返しの効かない時間を家族と共有することで、自身の親としての心を育むとともに、家族との絆も深く築けるのではないかと思います。
2. 「心身の余裕」が深い愛情につながる
仕事をしていると、どうしても心身ともに余裕がなくなりがちです。
頭では「赤ちゃんは可愛い」と思っていても、疲労からそう思えない日も多くなってしまいます。
特に深夜において、ミルクやおむつ替えをしても泣き止まないときは、「あぁ、明日も朝から仕事だから、早く寝て…」と、我が子を素直に可愛くないと思う瞬間があるものです。
私も第一子のときは育休をとらなかったので、そんな葛藤をよく抱えておりました。
夜中の泣き止まない赤ちゃんは、妻と「(可愛くも手強い)小さい悪魔だね…」とよく話していたのを思い出します(笑)。
しかし、育休によって心と身体に余裕ができることで、より一層、子供に真っ直ぐな愛情を傾けることができていると実感しています。
深夜に全然泣かない我が子とばっちり目が合っても、「まあ、なんとかなるか。」と、何とも思わない余裕ができます(笑)。
そして、心身の余裕は「上の子との接し方」にも表れるような気がします。
仕事と赤ちゃんで心身ともに「いっぱいいっぱい」だと、上の子へ厳しく接してしまいがちです。
我が家の上の子は5歳です。もっと年の近い兄弟の家庭も多いでしょう。上の子もまだまだ甘えたい時期ですので、後回しにせず、赤ちゃんと平等に接することができるのは、ひとえに心身ともに余裕があるからでしょう。
3. 妻のケアに専念できる
産後直後の女性の身体は、交通事故レベルの大けがを負っているようなものだと言われます。
妻自身も出産直後の育児を「けがしているのに戦場に投げ出された気分」と表現していました。
その妻を少しでも安静にさせ、ケアできるのは育休をとっているからこそです。
仕事をしながらでは、到底ここまでのサポートはできません。
「産後の恨みは一生の恨み」なんて言葉もありますが(笑)、ここでしっかり妻をケアすることは、今後の夫婦関係においても間違いなく重要だと確信しています。
特に、今回の出産においては、妻は引越しの疲れから切迫早産となり、自宅安静や入院を経て出産に至っています。
4月初旬から5月末の出産まで2か月ほど寝たきりだったため、体力の低下が著しく、出産後も満足に動けませんでした。
料理などの家事ができるまで3週間以上かかったので、その点でも育休を取得してよかったと感じています。
切迫早産などを経て育休を取得する際の仕事との葛藤は、こちらに綴っていますので、ぜひご覧下さい。
4. 強制的に仕事から離れることで得られる視点
「強制的に仕事から離れる」というのも、不思議な感覚でした。
社会人になってから、朝起きてから夜寝るまで「仕事が人生の中心」だったのに、育休を取得すると「家族が人生の中心」へと180度変わるわけです。
毎日同じ時間に起きて、同じように家事をこなし、同じように幼稚園の送迎をする。一見すると単調な日常なのですが、上の子が「お花咲いているよ~」「虫さん飛んでた~」と季節の移り変わりを指摘したり、普段歩かないような路地を散歩して新しいお店を発見したり。日常を楽しむという、これまで見逃していたであろう大切なものに気が付くことが出来ました。
社会人になってから、長期で仕事から完全に解放される機会なんてそうそうありません。
年末年始やゴールデンウィークでも最大9連休程度に対して、私の場合4か月弱の期間、仕事から離れることになります。
会社員という肩書を一旦脇に置いて、この非常に貴重な時間を通して、自分自身の仕事に対する感情や、これからの人生の歩み方を見直す、素晴らしい機会になりそうです。
5. 上の子の行事に躊躇なく参加できる
この1ヶ月の間で、上の子の遠足や誕生日会などの行事があったのですが、まったく躊躇することなくフルで参加できました。
仕事があると休む調整が必要だったり、場合によっては参加できなかったりしたはずです。
上の子も2026年7月時点で5歳。どんどん成長していきます。
ダンスやお遊戯を披露している姿を見ると、本当に成長したと感じ、とても幸せな気持ちになります。
ちなみに、パパさんの参加率は2〜3割くらいといった印象でしたが、こうして上の子との時間もしっかり持てるのは嬉しい一面でした。
育休というと「生まれたばかりの子」にフォーカスしがちですが、「家族全員で過ごせる時間が増えること」が隠れたメリットだと思います。家族と一緒に過ごす時間は大切にしたいですね。
育休の意外なデメリット(苦労したこと)
一方で、実際に休んでみて気づいたデメリットや、ちょっとした苦労もありました。
1. 人との接点が減り、孤独を感じやすい
今まで毎日仕事関係の人と会話していたのが、育休に入ると妻と子供、あとは幼稚園の先生や保護者の方くらいしか会話の相手がいなくなります。
私の場合はブログやX(旧Twitter)をやっているので、なんとなく外界との接点を持てていますが、SNSなどを全くやっていない人は、社会からポツンと切り離されたような孤独を感じるかもしれません。
また、私の場合は転勤で引越しを繰り返しており、現在の居住地も引っ越してきて3か月しか経っていないので、近所に友人がいません。
地元や今の居住地に友人がいる方は、意識的に連絡をとってみることをオススメします。電話やチャットをするだけでもかなり気分転換になるはずです。
また、夫婦でお互いに「一人の時間」を捻出するように協力し合うのも良いと思います。
私の場合、幼稚園の送迎や買い物の際に一人になれるので、少し散歩や寄り道するだけで良い気分転換になっています。
2. 毎日の「お昼ごはんの用意」が地味に面倒
妻と自分の二人分のお昼ごはんを毎日用意するのが、想像以上に地味に面倒です笑。
お昼にあまり凝ったものを作りたくないですので、簡単に済ませようとすると、どうしても麺類やチャーハンなどの無限ループになりがちです。
よく「夫が定年退職してずっと家にいると、妻が毎日のお昼ごはんを用意するのを面倒に感じる」という話を聞きますが、その気持ちの一端を早くも垣間見た気がします……。
世の主婦(主夫)の皆様、本当に尊敬します。
我が家はお互いにパンが好きなので、たまにおいしいパン屋さんでテイクアウトしてお昼ご飯にすることがあります。
各家庭に合わせた「ちょっとした贅沢(アクセント)」を取り入れることで、面倒な気持ちから解放され日常に彩りを添えることができるのでオススメです。
ただ、夫婦で別々の期間に育休を取得する場合は、あまり目立たないデメリットかもしれませんね。
育休中の一日のタイムスケジュール
実際に育休を取得すると具体的にどんな一日を過ごしているのか?
家族構成や妻の仕事事情などによって千差万別と思いますが、私の場合は以下のようなスケジュールです。
- 6:00 起床、朝食の準備
- 7:30 上の子を幼稚園へ送る
- 8:30 洗濯、掃除、買い物(その間の赤ちゃんのケアは妻にお任せ)
- 12:00 昼食
- 13:00 赤ちゃんのお世話とブログの執筆(その間、妻にはお昼寝してもらう)
- 16:00 赤ちゃんのお世話と夕食の準備
- 17:30 上の子のお迎え
- 18:30 お風呂、夕食
- 21:00 妻と上の子は就寝。私は赤ちゃんのケアとブログの執筆
- 25:00 妻と夜間の赤ちゃん対応を交代し、就寝
我が家は、上の子と赤ちゃんの寝る部屋を分けています。夜中に妻とバトンタッチすることで、お互いにある程度まとまった睡眠時間を確保するように工夫しています。
産後の妻には身体の回復を最優先してもらうため、家事や買い物、食事の準備、幼稚園の送迎は私が担当していました。授乳は妻にも負担してもらいましたが、とにかく横になってもらう時間を多めにとってもらいました。
【すきま時間の活用について】
ブログの執筆は、合間の時間にやる感じです。
全然できない日もあれば、多少はかどる時間もあります。どうしてもムラができるので、「今日はここまでやろう」というノルマ思考は精神衛生上あまりよくありません(笑)
「今日はこれをできた!」というポジティブ思考でいる方が心は楽ですね。
また、インプットの方法として、まとまった読書時間はとれないため、「オーディオブック」を活用しています。
両手が塞がっていても耳からインプットできるので、洗濯しながら、料理しながら、ミルクをあげながらの「ながら作業」と相性抜群です。
オーディオブックの場合、内容を全部理解しようとせず、気になった単語が出てきて、「ふ~ん、なるほど」と少し頭に入ってくる程度でも十分な効果を感じています。
1冊あたり数時間程度のものが多いのですが、週1~2冊のペースで聴けています。
第一子(育休なし)との比較。取得を迷っている方へ
私の場合、第一子のときは育休を使用しませんでした。
育休を取得しなかった理由としては、「必要性があまりわかっていなかった」「周囲でも取得している人がほとんどいなかった」というもので、あまり深い理由はありません。
しかし、「必要性があまりわかっていなかった」というのは、今思うとかなり罪深い意識だったと思います。
育児の大変さが想像できておらず、妻に任せきりで、自分事として主体性をもって育児に向き合っていなかったのです。
子供が誕生する前に意識を向けるのはなかなか大変なことですが、もっと妻と話し合っておけばよかったなと後悔しています。
第一子が誕生した当時の私は、まだバリバリの「仕事人間」でした。
会社の評価を気にして、成果をだすために残業は当たり前。子供の誕生をきっかけに、少しずつ家庭中心へと変わりましたが、その間、妻には本当にたくさん苦労をかけたなと思います。
仕事優先だと、どうしても家庭が後回しになります。
精神的な余裕がないため、いざ家事や育児をやっても適当になったり、イライラしたりしてしまいます。
夜間のミルクやおむつ替えをしてもなかなか寝ないときは本当にきつかったですね。どうしても「翌日の仕事に響く…」と考えてしまうので、赤ちゃんを可愛く思えない瞬間です(笑)。
だからこそ、育休をとって精神的に余裕を持つことで、そのようなイライラから解放され、しっかりと妻のケアをすることもできる。これが「育休をとる・とらない」の一番の違いかもしれません。
育休を取得するか迷っている方は、ご家族と相談するのはもちろん、ぜひ「ご自身のこれからの人生」についても一度考えてみることをオススメします。
人生100年時代。仕事も70歳くらいまで働けるとすれば、40年以上続けるわけです。一方で、育児の期間はどうでしょうか。子供が成人するまでに20年、一緒に行動してくれるのは15年、甘えてくれるのは10年、赤ちゃんの期間に至ってはたったの「数か月」です。
自分の人生において何が一番大切なのか。それを考えるきっかけとして、ぜひ育休の取得を検討してみてください。それが今後の実りある人生に繋がるはずです。
私の育休を取得する際に思いについては、こちらの記事でも綴っています。よければご覧ください。
おわりに:少しずつ「新しい日常」へ
育休に入って1ヶ月。
大変なこともありますが、妻も少しずつ元気を取り戻してきており、我が家なりの家族4人での「新しい日常」のペースができつつあることに感謝する毎日です。
男性の育休はまだマイノリティな部分もありますが、個人的には取得して本当に良かったと心から思っています。
これからも、この貴重な時間を家族とともに大切に過ごしていきたいです。



